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今日は『The Last Days of Ptolemy Grey (訳:トレミー・グレーの最後の日々)』を読了しました!

残念ながらまだ和訳されていないようですが、自分で軽いあらすじを書いてみます。まあ、本の感想はともかく、日本語であらすじを書くだけで十分練習になると思うので……😂
主人公は認知症にかかってる91歳の黒人おじいさん、トレミー・グレー。記憶力が衰えてきて、何が何だか分からなくなってて、形見やゴミが酷く溜め込んでるアパートで一人暮らししている。けど、認知症の初期なので自分の状態をまだ自覚していてかなり痛ましい……

曾姪孫のレジーが日頃の世話をしていたけど、ある日、レジーが謎の犯人に銃殺された。レジーの通夜で、ロビンという17歳の女性に出会い、ロビンが新しくお世話係になる。

それから、レジーが殺された前に頼んだソーシャルワーカーが、ロビンと一緒にトレミーを医者に連れて行く。その医者は、記憶スペシャリストで、トレミーに試験薬を投与したいと持ち掛ける。認知症を治して、記憶力を回復させる薬だけど、代わりに余命を数週間に縮める。

そして、トレミーは承知し、残りの人生で回復した知的能力を使って色々処理して、過去の約束を果たして、レジーを殺した犯人を探す……
著者のウォルター・モーズリイさんは、主にハードボイルドな探偵小説シリーズで知られているようで、この作品も一応ミステリーに分類されているが、ミステリーよりも、老化の悔しさ、トレミーの思い出深い人生、トレミーとロビンの絆に主眼を置きました。ずっとトレミーの視点なので、特に薬を取った前の本の前半は、漠然とした思考の渦で世界から浮いてる気がしました。自分のおじいさんも認知症だったので読む途中で時々おじいさんのことを思い出しました……
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